ジョージも好き
ふたりと一緒に それが私の愛し方
Doubly Delicious -2-
フレッドが部屋の扉を開け、ジョージは私を正面のベッドに腰掛けさせた。
ふかふかのベッドは、かすかにジョージと同じ香りがした。
はじめて足を踏み入れた、ふたりの過ごす部屋。
左端にあるリーのベッド周辺は、有名選手のポスターに、贔屓のチームのペナント。
そしてグリフィンドールの応援グッズと、本当に彼らしくクィディッチ一色。
空きベッドを隔て、この部屋の右半分が2人の空間らしい。
怪しい紙袋や小瓶が散らかるサイドテーブルと、なにやら書きなぐられた
羊皮紙の束のあるサイドテーブルに挟まれた、ふたりのベッド。
フレッドのベッドには、悪戯グッズの注文書らしきものが散らばっていて。
天蓋の端からのぞく天井に、黒くすすけているところがあるのは、なにやら
実験のなごりなのか。
屋敷しもべの手入れが行き届いているとはいえ、寮特有の古い木の香りに
混じって、きな臭さが鼻をつく。
視線を戻せば、後ろ手にフレッドが扉を閉めるところで。
そのそばでジョージが杖を握り、なにやら呪文を唱える。
瞬間、水色の光が部屋を包み、そして消えた。
「今の、なに?」
はじめてみるその光景に、私は呆然とする。
杖を片付けたジョージがにっこりと微笑むと、私の前に跪いた。
「そういえば、に見せたことはなかったね。」
「防音の効果がある魔法さ。」
ジョージは私の足から靴を取り去り、ひざの横にキスを落としながら
ハイソックスを丁寧におろす。
背の高いジョージの、こういう時の上目遣いが、私は好き。
「僕らが実験するときには、欠かせなくてね。」
「城中に爆発音が響いたら、フィルチが飛んでくるだろう?」
人差し指をかけ、タイを緩めるフレッドのそのしぐさが、私は好き。
私のローブを傍らにある椅子へとかけると、フレッドはベッドをきしませ、
私のすぐ横に腰掛けた。
顔を近づけたきたフレッドの、熱い吐息が左耳にかかる。
ゾクりと快感が体を走り抜ける。
「いつもの部屋は、僕らの大先輩が半永久的にかけたみたいだけど」
「の声、ここでもたくさん聞きたいからね。」
「たくさんって、そっんな・・・ァアん!」
ジョージが首筋へ尖らせた舌を這わせながら、その手はスカートの中へと入り込み、
布越しに敏感な部分をじらすかのように、ゆっくりとなぞる。
「さっきので、だいぶ気持ちよくなっていたんだね、湿っているよ?」
「んぅ・・・イヤぁ、んんん」
それでだけでもたまらないというのに。
フレッドは釦をゆっくりとはずしながら、私の顎を引き寄せ、口内を侵食する。
舌をいやらしく丸め込んだかと思えば、歯列をなぞり、じらせ、また絡みつく。
それは先ほどのキスよりもさらに濃厚で、呼吸のために離れたフレッドの舌先と
私を結ぶ、か細い銀の糸が、日の光を浴びて淫らに輝く。
「あぁん!!」
不意討ちの快感に、おもわず声があがる。
釦の外れたシャツからは、お気に入りの黒いブラが覗いているけれど、
それは既にジョージによって下へとズラされ、役目を終えていて。
存在を主張しはじめた突起を、彼は口に含んでいた。
「の、美味しいよ・・」
ちぅちぅと音を立て、吸い付きながら、同時にクルクルと突起をなぞるように
舌の感触が先端部分を刺激してくる。
とろけそうな悦楽に、甘美な蜜が、蕾からあふれそうになる。
たまらず、反射的にキュっと足を閉じた。
「閉じちゃダメだよ、。」
耳元でやさしくささやくフレッドが、私の体をひきよせる。
ゆっくりとシャツとブラをとりはずすと、フレッドの鍛えられた胸板にその身を
預けるようにして、ベッドの中央へと座らされた。
シャツがはだけ、上半身をあらわにしたフレッドの、熱い体温を背中にカンジる。
ジョージは胸への愛撫をやめないまま、慣れた手つきでスカートのホックをはずし、
するりと足からひきぬいた。
最後の一枚。
ブラとおそろいの黒のパンティーは、サイドをリボンで結ぶタイプなのに。
器用なジョージの手にかかり、それはあっけなく解かれた。
「さぁ、きれいなを、僕らにみせて?」
そういって、フレッドは私の両ひざをつかみ、広げさせる。
胸に顔を埋めていたジョージが頭をあげ、M字に開いた私をじっくりと見つめる。
「ぃやぁん!・・・恥かしいぃ!」
「恥かしがらないで、。そんな君も可愛いよ。」
思わず目をつぶり、顔を背ける。
フレッドは、そんな私の反応を楽しんでいる様子。
ふたりの部屋には日が差し込み、いつもの部屋とは違う明るさが、ある。
「、キレイだよ。でもイヤらしいなぁ、蜜がキラキラしてる。」
そう言いながら、ジョージの頭が、徐々に下部へと移動する。
舌を這わせつつ、ゆっくりと、その場所を目指して。
「じゃあ、僕はコッチを味わうよ。やわらかいよね、の胸。」
うなじを這っていたフレッドの舌は、徐々に耳へと移動して、耳たぶをその口に含んだ。
隙間から舌をだし、耳の裏側のなぜるように舐め上げる。
空いているフレッドの両手が、ようやくふくらみを包みこんだ。
突起を指で摘んでは、手のひらで転がし、その硬さが増すのを楽しみながら、
胸のふくらみが形を変えるのをうれしそうに眺めている。
「ぁあ、、、あ、、、んん、、、はぁあん!」
刹那、全身を電気が駆けるかのような刺激が走る。
そっと皮を剥いた実に、ジョージがキスをしたからだ。
花びらの少し上で、じらされて敏感になった実は赤く熟れ、硬くなり、
ジョージの息がかかるだけでも、感じるほどになっていた。
「、すごい。どんどん蜜が溢れてくるよ。」
「そんなに・・顔、、ちかづ・・・けっちゃ、、、ダメぇ!」
蜜に濡れた花びらを指で左右に開けば、クポっと水音をたてるまでに潤っていて。
蜜の詰まった蕾をじっくりと味わうかのように、ジョージは舌をにゅるりと挿入した。
「ふぁ・・・っぁあぁん、、、ん!!」
軟らかくざらついた生温かい舌の感触で、下腹部には切ない快感が広がる。
ゆっくりと、内壁を這うような舌の動きは、キスの時と少し似ていて。
それは私の体内温度よりも若干低くて、思わず腰が浮くのがわかった。
ジョージは舌を引き抜いたかと思えば、今度は溢れる蜜を吸いはじめた。
その行為は繰り返され、ぴちゃぴちゃといやらしい水音もあわさり、
聴覚的に私を攻める。
瞳を開けば、日の光に晒された私の裸体にフレッドの両手が絡まり、その手は
ふくらみと突起を絶えず刺激しているというのに、胸の谷間からは花びらに顔を
埋めるジョージが確認できて、双子らしく、ダブルで視覚的に私を攻める。
胸の甘い疼きは留まるところを知らず、下腹部に広がる快感もあわさり、
その全てが私を余計に淫らにさせるのはいうまでもなかった。
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