3人で愛し合う 今のままで
それが最善の 愛のかたち
Doubly Delicious -3-
「の中、温かくて気持ち、イイ」
日の光に照らされて、ベッドの上には3つの裸体がうごめく。
目から、耳から、そして体中から。
押し寄せる波のごとく快感が広がる。
ジョージのやわらかくも温かな舌の動きと、指から受ける刺激。
絶え間ない、フレッドからの執拗なまでの胸への愛撫。
底の見えない悦楽の海におぼれそうになる自分を、
私は一生懸命引き止めていた。
「私、ばっかり、気持ちイイの。。。だっメぇ!」
背中越しに、熱くそして硬くなったフレッドのソレが、当たる。
彼にも、気持ちよくなって欲しい・・・。
ゆっくりと背後に手をまわし、フレッド自身を、そっと
右手で包みこむ。
人差し指で沿うように先端を刺激しながら、やさしく上下にしごきはじめた。
「っふぅ・・・ッ、はぁ、。。。キっ、気持ち、イイよ。そう。そのまま・・・」
かすれたフレッドの声が、徐々に艶を帯びはじめる。
「、もうたまらないよ。」
顔をあげたジョージは、フレッドとの光景を目にし、より一層興奮したらしく。
ぎゅっと私の腰を引き寄せ、熱くなったソレを勢いよく挿入した。
「ぁはんっ!!」
絶え間ないふたりからの刺激で、そこは十分すぎるほど濡れていて。
私はジョージをスムーズに受け入れたものの、待ち望んでいた下腹部に広がる
圧迫が、体中へたとえようのない快感を与えた。
キュッと内壁が引き締まるのが、自分でもわかる。
「まだ、だよ? 。」
ジョージは腰をグラインドさせ、ゆっくりとじらしたかと思えば、
ほんの入り口の浅い部分に、摩擦を与える。
そのストレスは、より深い快感を得るための、大切なステップ。
「あぁ。。。ァン!・・・ひぁんっ、、、ぅん!」
そろそろ頃合と判断したのか、ジョージは、一番深いところまで身を沈め、
ゆっくりと引き抜くという動作を繰り返し始めた。
私はといえば。
打ちよせる快楽の波に、もう、ただ声をあげることしかできなくなっていて。
フレッドを包んでいたその手が、自然と離れてしまった。
「、お願い・・・口で」
上気したフレッドは、頬が薄いピンク色に染まっていた。
熱を帯びた瞳が、男の色香を漂わせる。
フレッドのソレは、先端から絶え間なくヌルヌルとした粘液がにじみ、
熱く、そして硬く膨張している。
今にも爆発しそうな状況。
その姿が愛しくて、私はためらいもなく、フレッドを、口に含んだ。
「んぐぅ・・・ん、う、、ん」
ジョージからうける刺激で、声が漏れそうになるのに。
フレッドが、それをはばかる。
舌をからめながらゆっくりと上下に顔を動かし、ノドの奥できゅっと占めつける。
フレッドの腰が、その快感に負けそうで、引けるのがわかった。
咥えるのをやめ、舌先で先端の割れ目から裏筋にかけてなぞれば、熱い吐息が漏れる。
一層硬さを増したフレッドのソレは、反り返り、手で押えるのもやっと。
「気持ち、イイ?」
「はぁ・・・気持ちイイよ、。」
少し冷たくなった柔らかな包みを、左手で転がしながら撫でつつ、ふただびフレッドを
奥まで咥える。
じゅぶじゅぶと、いやらしく音を立て、顔を上下に動かしながらも見上げれば、
そこには快感に浸るフレッドがいて。
ちゅぽんっと音をたて、咥えていたソレを口から離し、また右手で包みながら刺激する。
視線をもどせば、それに気づいたジョージがニヤリと微笑む。
「、そろそろ本気でいくよ?」
私は再度フレッドを口に含み、吸い上げつつも上下に顔を動かした。
それが合図になったのか。
刹那、ジョージの繰り返し続けられる摩擦は、スピードを増す。
一気に高まる快感。
私の奥の、そのまた奥まで貫き、快感をえようと、むさぼるジョージ。
「ん、ゥん、んん!!!」
上から、下から、リズミカルな振動が、私の二つのふくらみを、
プルンプルンといやらしく揺らす。
部屋の中には、3人から漏れる吐息、淫らな水音、そして肌と肌が重なり合う音が、
三重奏となって響いていた。
私は快感から、ジョージを締め付ける強さを、徐々に増す。
ジョージを刺激する、温かな蜜のぬめりと、蕾の感触。
私は右手でフレッドのソレをしごきながら、深く浅く咥える。
フレッドを刺激する、舌と指から与えられる摩擦と、その温かな口内。
「、もう・・・!」
「はっ・・・!!」
「ぁん、ンん! んん!!」
* * *
「フレッド、大好き。」
「ジョージ、大好き。」
チュっと音をたて、ふたりの頬にキスをする。
私にキスを返しつつ、ベッドからその身を起こしたふたりは、
散らばった制服を拾い上げ、袖を通しはじめた。
「ねぇ、私たちって・・・これでいいんだよね?」
それは、ロンに言われた言葉が、気になっていただけではなくて。
以前から、なんとなくあった、不安。
フレッドも好きだし、ジョージも好き。
どちらか一方なんて、ありえなくて。
どちらも離したくなかったから。
「、僕らはが好き。は僕らが好き。だろ?」
振り向いたジョージがニッコリと笑う。
「は二つに分けられない。僕らはを諦められない。」
ベッドに腰掛けたフレッドが、私の髪を撫でる。
「コレでいいんだよ、普通だよ。」
「そうそう、コレが普通なんだよ、僕らは。」
「うん、ありがとう!」
ふたりとも同じ気持ちでいてくれて、心が温かくなった。
うれしくて、思わず笑みがこぼれる。
「そうね、それに・・・」
「「それに?」」
「3人って、その・・・きもち、よすぎだし。」
「「な、!?」」
恥ずかしくて、ブランケットを頭までかぶってしまった。
ふたりからの愛。
フレッドのささやきも、ジョージのぬくもりも。
体中にカンジる愛は、本当にきもちイイ。
それはゆるぎない、素直な気持ち。
ほどなく、温かな感触が、両側から私の体を包み込む。
「、それは僕らも同じだよ。」
「だから、だよ。」
「そう、じゃないと、ダメなんだ。」
「「、愛してるよ」」
ブランケットがはがされると、目の前には微笑むフレッドとジョージ。
私の顔をそっと引き寄せ、かわるがわる、甘い、甘い、キス。
「わたしも、愛してる。」
今も、これからも、私はふたりと一緒。
END
▲Old Story