インモラルな行為だって、

頭ではわかっているのに。

その快楽が忘れられずに、

足を運ぶ。

闇夜にまぎれ二人の元へ。



Under the darkness





薄暗いその場所で、私は『女』という獣になる。


 「の此処、ぷっくりしてるけど、どうしたの?」

 「イヤぁ。そんな、だめ・・・ッ」


花弁に包まれていたはず花芯は、クルりクルりと必要に弧を描く

舌先に弄ばれ、すっかりと膨らんで。

軽く吐息がかかるだけでも、ゾクりと身体が震えてしまう。


 「こっちもだいぶ、かたくなってきたけど?」

 「ぁ・・・だって、ぁあン!! っ・・・ん、んん」


胸の二つの膨らみをそろりそろりとなでながら、その頂きにある突起を

やんわりと指と指で挟み、規則正しく緩急をつけた動きは、まるで波が

うちよせるように、その快感を下半身へとおくる。


 「ほぅら。太ももまで蜜が滴っている。」

 「淫乱だなぁ、は。」

 「そんなこと・・・なぃいっン!」 


耳元で囁かれる淫靡な言葉で、その快感を一層高ぶらせた刹那。

下腹部へ、異物感とともに得もいわれぬ快楽が、全身を駆け巡った。


 「ってば。前も後ろもなんて。」

 「ああ。僕の親指とひとさし指をくわえ込んで離さないよ。」

 「「欲張りだね、。」」

 「ぃ・・・ハァん!!。。。だ、ダメ。動かさない、で・・・えぇえ!!」


口にした懇願さえも、彼らには誘惑の呪文となってしまう。


 「大丈夫、後ろは指だけだよ、今日は。」

 「ほら、全開でいくし、ね?」

 「「だから僕らを感じて、。」」


右胸の突起は、キュッキュッとリズム良く2本の指に摘まれ。

左胸の突起は、吸い付いた唇にやわらかな舌の妖艶な動きが重なる。


 「ゃあ、、、め、らめぇ・・・」


花弁から飛び出すほどに膨れ上がった花芯を、逃がすまいと温かな唇が

上下に動きながら優しく包み込む。

ウィークポイントをふたり同時に愛撫するのは、今までと一緒。

その動きにあわせ、2箇所に埋めた指で抜き差しを繰り返すのは

今日が初めて。

薄い壁越しに敏感な部分へ絶えず与えられる刺激は、未だかつて

味わったことのない、快感。


 「ふぁ、あ、あぁぁ・・・あ、あ。。。熱いよぉ。」

 「スゴイ、蜜が溢れてるよ。」

 「。僕ら三人の奏でるイヤらしい音、聞こえる?」


胸の頂きに吸い付く、ちゅうちゅうという音

花芯を包み込む、ぴちゃぴちゃという音

指の動きにリンクした、クチュクチュという音

卑しく、淫らで、それでいて快楽を高める三重奏。


 「ぁはン、ぅん、聞こえるぅ。も・もう・・・」

 「もう、どうしたんだい? 。」

 「。おねだりは、ちゃんとしなくちゃ。」


彼らは焦らすのが好きだ。


 「ぅふレッ・・・ド。じ、ジョージぃ。」

 「「なんだい?」」

 「ふたりで、一緒に、をいっぱいに、して・・・?」


ねだる姿を楽しみながらも、与える刺激は止めることなく

そのうえであえて、恥ずかしい言葉を口にさせようとする。


 「なにで?」

 「どうやって?」

 「も・・・許し、てぇぇー! お願い!」

 「「了解」」


本当に限界だと確認すると、その身を起すように促される。

地に手足をつけ、快感に浸る姿は、発情した獣にも似て。

羞恥心から体の芯から火照るのが、良くわかる。

と、熱くて硬いモノが、花弁の周囲を行き来し始めた。

蜜が絡み、ぬるりぬるりと、焦らしながらも刺激する。


 「コレ、欲しい?」

 「ジョージ・・・いぢめない、でぇ。。。」


クスりとこぼれ笑いが耳に届くと、目の前にフレッドが跪いた。


 「ちょっと、身体を起して・・・」

 「ン・・・あ、ん・・・ひャん!!」


油断していた右胸の頂きを、彼がついばみはじめると同時に、

ずぶずぶと熱いものが中心を貫いた。

止まない快感と、淫靡な音とともに、吐息とともに耳に届くふたりの声。


 「の中。熱くて、トロトロしていて・・・あぁ、気持ちイイよ。」

 「ぁああ、ジョージ。い、ぃわ、ないで。。。ん、ンん!」

 「ねぇ、。僕もそろそろ、いい、かな?」


目の前には、フレッドのソレが熱くそそり立っていた。

愛しいソレを口に含み、舌を絡ませながら、徐々に深く深く、咥える。


 「はぁ・・・ぁ、イイよ、。君は本当に・・・素敵だよ。」

 「ぅ・・・ぁ、あ!・・・ふぁ!ん!」


フレッドはその両手を胸の膨らみへとのばし、ふわりと包み込みながらも

頂きに軽く爪を立て、軽いタッチを小気味良く始めた。

ジョージはリズム良く腰を打ちつけ、その両手は太ももからヒップを、

触れるか触れないかの絶妙なタッチでさする。

快感のうねりにのまれて、もう、意識が・・・保て、ない。


 「、だめだよ。そんなに腰を・・・あぁ!あ!」

 「舌でそんな・・・激しくしたら、あ、ぅ・・・!!」

 「・・・んぅ!!」


ぴちゃぴちゃと淫らな水音と、くちゅんくちゅんと卑猥な水音が、

今までにないハーモニーを奏でる。

そのあとにはただ、甘い余韻とともに静寂が訪れた。




* * *



新月の夜、私は約束の場所へ向かう。

足音を忍ばせ、人目を忍んで。


 「待っていたよ」

 「「」」

 「・・・フレッド、ジョージ。」


燭台に燈された淡い蝋燭の炎で、ふたりの姿が浮かび上がった。

仄かな明かりに照らされた彼らの口元に、笑みがこぼれる。

薄暗い隠し部屋。

闇夜の下、幾度となく私たちは、快楽の海で溺れる。

それは変わらずこれからも…。




END

あとがき


ひたすらエロで、エロしかなくて、ゴメンナサイ。

夢是美的管理人nao